一等賞はうれしい。
二等賞は悔しい。
ビリになったら、そりゃ悲しい。
いくら努力しても、ビリになっちゃうこともある。
そんな時は悲しい。
でも、順位という結果は仕方ないこと。その順位は、受け止めなくちゃならない。
一等賞は、走るのが得意な人、限られた人しかとれないけど、「全力を尽くす」ということは、すべての人に与えられた権利。
一等賞を取った子、ビリなった子も、「全力を尽くす」ことができたかを結果の基準にしよう。
転んだという失敗があってもいい、スタートに出遅れてもいい、「全力を尽くす」ことができたかを喜びの基準にしよう。
保護者の皆さんにお願いしたいことがあります。
一等賞は喜んであげてください。
でも、一等賞を喜ぶだけじゃなくて、「全力を尽くす」ことができた我が子を褒めてほしいです。
ビリなってしまう子もいます。
そんな子は、お昼のお弁当で、悔しくて涙がこぼれるかもしれません。
しょっぱいおむすびが、ますますしょっぱくなっちゃうかもしれません。
でも、落ち込んでいる我が子に、
「すごいじゃん。全力で走り抜いたじゃん。」
と声をかけてほしいです。
わたしたちの喜びの基準は、「全力を尽くす」ことができたかどうか。
悔しい経験、悲しい経験も大事ですが、そんな経験だって、「全力を尽くす」という点では誰にも負けなかったと喜べるように、
そんな運動会になるといいです。