牧小の運動会は、今の時代珍しく、縦割り色の強さをところどころに感じられるものです。異なる学年の子供たちが関わることで、同じ学年の仲間たちと過ごすだけでは得られない学びが、運動会の練習の中にもつまっています。
特に、閉会式・開会式の様子を見ていると、その中で、6年生が成長していることがよく分かります。それは、1年生のお世話をしているからです。動き方など当然分からない1年生に、「こっちだよ。」「今はこうする時間だよ。」とやさしく教えています。1年生のお世話をすることで、6年生は頼もしくなっていくのだなと思いました。
そして、1年生は、6年生にお世話してもらって、人に優しくすることの大切さを学んでいるようです。こんな言葉をかけてもらえたらうれしいんだなと。そんなことを学んでいます。
やさしい上級生が、1年生をやさしい子に育てます。
素直な1年生が、6年生を頼もしくしてくれます。
6年生のそんな姿をたくさん見たせいか、今日の総練習では後半に、5年生が、3年生の子にいろいろ教えている姿が見られました。
6年生は、次のリーダーたちも、育てています。
ああ、楽しい。
子供たちが伸びていく姿を見ていると、つくづく学校とは楽しい場所だなと思えてきます。
今日の総練習、課題もそりゃああったけど、子供たちのよさがたっぷり詰まった、楽しい時間でした。