一番最初に口を開いたのはあいかさんでした。納得しました。あいかさんは、今年の6年生みんなにとって、お手本のような人です。9月の練習を誰よりもがんばった人です。やっぱり、意識が高かったんです。あいかさんにとっては、友達みんなが1つになれるため、そのために踊るんだとはっきり言いました。
その後、ゆっくりゆっくりですが、いろんな子が口を開いていきました。
「今までは、親のために踊るんだと思っていた。そうじゃない。自分のために踊るんだ。」
こんなことを言う子がいました。
「みんながまだ心が1つになれていない、それをぎゅーっと一つにするために踊るんだ。」
こんなことをしぐさを交えて笑顔で語ったのが、吉國君でした。
「友情を深めるため」「絆を深めるため」「なかよくなるため」「一つになるため」いろんな考えが出ましたが、どれも立派でした。
小川先生がうれしそうに言ってました。
「6年生、みんな変わったと思うよ。成長したと思うよ。」
本当にそう思います。
みんなで踊りきることに、あきらめかけてた友情ソーラン。でも、みんなの思いを知ることで、よしっ、やってみようと前進できた子がたくさんいます。