本校の伝統である「協力平」の6年生から4年生への引き継ぎが始まっています。
昨年度から、「協力平の3つの精神」として、【協創】【協助】【協動】を定めたので、「協力平の踊り」のみを引き継ぐのではなく、「協力平の精神」を引き継ぐところまで、「質を上げて」、この「協力平」を引き継いでいます。
その具体の姿は、4年生・6年生の姿が示してくれています。担任が、「引き継ぐ責任と義務」「受け継ぐ責任と義務」どちらかが欠けても協力平は「協力平」とはならない、としっかりと意義を子どもたちに何回も確認しながら、練習を積んでいます。4年生も6年生も真剣です。誰一人、いい加減な心の子はいません。
上着を着ていた6年生の子は、4年生を教えている途中で上着を脱ぎ捨てました。「ここが伸びてないと合格がいえないじゃん。」とすばらしいコーチング術をする子。手取足取り丁寧に丁寧に教えてくれている子。自分の担当の班が上手になっていくのを、本当に嬉しそうに手をたたきながら励まし続けている子。
4年生も、6年生の真剣で熱心な指導にしっかりと応えています。昼休みも練習。
「ちぇっ!ドッジボールができん!」と怒る子は一人もいません。何回も何回も繰り返し練習を続けています。
4年生と6年生の姿を見ていて、胸が熱くなりました。
牧小の6年生は、毎年毎年、この「伝統儀式」を成し遂げ、「最高の6年生」を自分たち自身で自覚をし、卒業していくのです。